どんなに微量でも放射性セシウムは百害あって一利無しだと思うんですけどね。
松原純子・元原子力安全委委員長代理の話
「セシウムは臓器にたまりにくく、排出されやすいが、一方で、人体にはもともとある程度の放射性物質がある。
仮に今回の牛肉を数回食べたとしても、医学的に影響はなく、健康に問題はない」
ベラルーシの調査(1997年) では、
セシウム137がどこにどうやってたまるか。
臓器の重量あたりで計算して子どもは大人の3倍くらいたまっていた。
甲状腺や心筋に多くたまる。
原発事故と放射性セシウム 崎山比早子氏
http://www.ustream.tv/recorded/15540825
是非、ご覧ください。
汚染牛肉を「安全」という専門家
武田邦彦
また、基準値以上の牛肉を食べても「健康に影響がない」という専門家が現れました。
2011年7月12日、朝7時のNHKニュースに登場した何とか研究の権威の先生で、彼は、「1日500グラムの牛肉を200日食べたら1ミリシーベルトになるので、汚染牛肉食べても健康に影響はない」と言っていました。
放送するNHKもNHKですが、こんなことを言う専門家も専門家です。
・・・・・・・・・
問題点の1
この計算は「足し算が出来ない専門家」の計算です.
人間は、空間、水、主食、副食、おやつ、ホコリ、運動などから被曝するので、それぞれの基準は合計した1年1ミリシーベルトの10分の1ぐらい(0.1ミリシーベルト)にしなければなりません.
また、副食と言っても、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、ほうれん草、小松菜、にんじん、タマネギ、ゴボウ、ジャガイモ、ネギ・・・など少なくとも10種類はありますから、一つ一つの被曝はさらに10分の1が一つの目安です(0.01ミリシーベルト)。
このような考え方はすでに食品安全の領域では普通です。
そうすると、
「1年に500グラムを200日」
というのが、
「1年に50グラムを20日」となり、
これは現実に食べる量より少ないので、危険な牛肉になります。
つまり、被曝計算をするときには、生産者側から(牛肉だけ)ではなく、消費者側から(一日に食べる量全体と外部被曝など)計算しなければなりません。
専門家やNHKが被曝側にたって計算してくれるのはいったい、何時になるのでしょうか?
福島原発事故が起こってから、日本政府は終始、事故を小さく見せることに力を注いできました。
でも、報道の自由をもっている報道機関、学問の自由で守られている研究者が、なぜ政府に追従して、国民を被曝させようとするのでしょうか?
(平成23年7月12日 午後4時 執筆)
7月13日 産経ニュースから
八田與一(よいち)という日本人の名前は戦前までは広く知られていた。
日本統治下の台湾で水利事業に半生をささげた人である。
台湾総督府技師時代に設計、建設の指揮をとった烏山頭(うさんとう)ダムは今も満々と水をたたえる。
嘉南大圳(たいしゅう)という用水路を通じ、台湾南部の平野を潤しているのだ。
▼産経新聞連載の『教科書が教えない歴史』によれば、大正9年から10年間にも及ぶ大事業だった。途中、ガス爆発で数十人が亡くなる事故があって、くじけそうになる。しかし寝食をともにした台湾の人から励まされ、完成にこぎつけたのである。
▼戦後は日本の植民地統治をすべて否定する歴史観のもと、その名も忘れられていった。だが台湾では中学校の教科書にも載るなど敬愛されてきた。それどころか最近では、ダムと用水を世界遺産に登録しようという運動が起きているという。
▼学者グループ中心に、これまで7万8千人もの署名が集まったそうだ。日本人にはうれしい話である。ただ台湾は世界遺産を決めるユネスコに加盟していない。だから登録には日本の協力が不可欠なようだ。だが今の日本政府の台湾への対応を考えると、それも心もとない。
▼今回の大震災で、台湾からは170億円という巨額の義援金が寄せられた。ところが、被災した私費留学生を支援する文部科学省の緊急奨学金から台湾の学生だけが除外された。「日本と国交がないから」の理由というが、まるで恩を仇(あだ)で返すようなやり口である。
▼民主党政権の中国への屈服ぶりからみても、政府が動くのは容易でないかもしれない。だが日本人にとって、八田與一の偉業を思い出すだけでも意義はある。みんなで胸をはり、登録実現に協力したいものだ。
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