FC2ブログ

福島第一原発で働く労働者の、悪夢の労働条件を公開

ここでは、「福島第一原発で働く労働者の、悪夢の労働条件を公開」 に関する記事を紹介しています。
特派員ジョン・スパークスが取材した福島第一原発です。

今現在も過酷な労働条件かで原発と戦ってくれています。




『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会』

週刊朝日 9/7号
もう一つ、重要な記事の紹介です。(転載)

これも先週ですが、週刊朝日(9/7号)に、呼びかけ人の一人である田中三彦さんと原子炉メーカーの現役設計技術者、広瀬謙介さん(仮名)の対談記事が掲載されています。

これも必読です。

この記事の後半で、広瀬さんは、「実は、工学的に安全性を厳密に確保しようと考えると、私はもう日本で原子力プラントが出来ないんではないかと思っているんです。

安全性の確保というのは、壊れなかったから安全、じゃないんです。今回は運良く壊れなかっただけかもしれない。壊れたときは、これはもう間違いなく危険が証明されます。」と述べています。

これこそが、自らの関わる技術に対する、誠実な姿勢ではないでしょうか。

「東京電力が安全だと言えば言うほど、地元の住民は不安になる。」と言ったのは、新潟県の斎田危機管理監ですが、地元住民の原発不信は、技術や技術者に対する不信でもあります。

この対談記事の中で、田中三彦さんは、「原発メーカーの人間がちゃんと表に出て、損傷の議論にきちんと応じたら良いんじゃないかと思うんですが。」と問いかけていますが、これに対して広瀬さんはこう答えています。
「それは、原子力に関わっていると、とても許される状況ではないんです。たぶん言ったとたんに排除されるだろうと思います。電力会社はお客さんなので、われわれにとっては絶対的な存在です。」

このような関係性の中で、本来何よりも重要なはずの安全性の議論がうやむやにされているところに、この問題の根深さを感じます。

今回の問題をきっかけに、現場の技術者が、本当の意味での技術者倫理に基づいて発言できるように、悪しき業界構造に風穴を開けるきっかけにしたいものです。

(転載終わり)

福島第一は地震で配管と電気設備がガタガタ、ボロボロ:東電が主張する「事故原因は津波」の大ウソ「週刊朝日」

(転載)

あるスレッドのコメント欄で、「週刊朝日」に4号機の“爆発”に関して田中三彦さんの所見が掲載されているとの情報をいただき入手したが、田中さんの記事は先週号だったようだ。
4号機建屋問題が掲載されているはずの号は別途手配したが、ご教示のおかげで、興味深い記事が掲載されているが買うことはなかったと思われる週刊誌を手にすることができたので感謝したい。

 「独占スクープ!原発完全ルポ第3弾」と銘打った記事には、これまでほとんど説明されたり報じられたりすることがなかった地震が設備に与えたダメージの状況が書かれている。

 少し立ち止まって考えればわかるように、福島第一の原発事故は大まかな出来事は説明されているが、なぜそうなったのか、一つの原子炉でもああいう結末にならないようにする手立てはなかったのかなど、肝心な点や細かい状況と対応についてはほとんど何も説明されていないと言えるだろう。

福島第一原発事故は、1号機から3号機がメルトダウンにとどまらずメルトスルーにまで至り、1号機から4号機までがなんらかの爆発を起こしたことで、膨大な量の放射能が広範囲にまき散らされたというのが概括的説明になるのだろう。

 IAEAに対する報告書に代表されるように、M9.0の地震は基本的に前代未聞の巨大津波を引き起こした原因として語られ、外部電源は地震で失われたことはともかく、最後の防護設備である非常用発電機が津波で作動しなくなったことが悲劇的災厄につながった過酷事故発生の原因とされている。

 私自身は、1号機は地震による配管損傷と電気設備の不全、2号機は電気設備の不全、3号機は電気設備の不全と地震による配管損傷、4号機は電気設備の不全が過酷事故に至った原因だと考えている。

 もちろん、これもきちんと説明されていないが非常用発電機が空冷で山側に設置されていた5・6号機のように、非常用ディーゼル発電機の健全性が保たれていれば、事故の経過は違ったものになった可能性は高いと思っている。

「電気設備の不全」とは、外部電源の切り替え・号機間の電力相互融通・電源車からの電力取り込みなど、設計としてはできるはずになっていた対応ができなかったことを意味する。

 政府(経産省)・東電は、この問題を無視したまま映像的にも苛烈な津波を事故原因にすることで、東電の責任をあいまいにし、他の原発が内在している低レベルでの危険性を放置し、効果や意味さえ不明確な“対策”で済まそうとしている。

 「週刊朝日」記事の前半部分は、前号で警備態勢の不備について書いたことで生じたらしい政府・東電の反応が書かれているのでその部分は省略し、地震で生じたダメージについて書かれた部分から引用させていただく。

===========================================================================

「週刊朝日」9月30日号:P.25より

『東電が主張する「事故原因は津波」の大ウソ』

今西憲之+週刊朝日取材班

≪前略≫

「 見方分かれる本社と現場

フクイチを海側から仰ぎ見ると、断崖絶壁の上にあることがよくわかる。原発建設の様子を記録した映像にも、岩盤を切り開いて工事を進めるシーンが映し出された。

東電はかつてホームページで、「地震による揺れが小さく、堅固な岩盤の上に直接固定して建設しています」とPRしてきた(現在は削除)。

原発敷地内のあちこちで、ガードレールに引っかかったままの車を何台も見た。紛れもなく津波による被害だ。ここまで被害は大きかったのか―。

そのとき、私の脳裏に、以前の取材話が引っかかった。大震災からーカ月も経過していなかった3月末、震災当日に原発の中で仕事をしていた作業員の話だ。その作秦員はこう話した。
「大きなプロックが次々と落ちてホコリが舞い上がり、工具などいろいろな物が落ちてきて、建屋の中は足の踏み場もなかった。停電して真っ暗だった。『電源、配管は大丈夫なのか』と協力会社の人が心配そうに見回っていた。あわてて建屋の外へ出ると、道路は波うち、アスファルトはめくれ、段差ができていた。海沿いの柵は壊れ、ガードレールは崩れ落ちていた。だれからともなく『津波が来るぞ、逃げろ』という声が上がったので、海から離れて原発敷地外に走った」

地震が起きたとき、電源は落ち、建屋内は足の踏み場もなく、建屋前の道路も亀裂が入り、段差ができていた―津波が来る前の話である。

フクイチの入り口ゲートの南側に、海側から原発を一望できる展望台がある。

しかし、そこに向かう道は、いまも車は通れない。

路面が大きく陥没しているからだ。瓦礫と化した車も引き揚げられないまま、無残な状態をさらけだしている。

傍らにいた“フクイチ水先案内人"の東電幹部X氏はこう言う。
「地震ですぐに崩れ落ちました。車に乗っていたのは、原発に出入りしている業者の方で大きなケガではなかったそうですが、あれほどまで地盤が弱いとは想像していませんでした」

原発の耐震構造は本当に十分だったのだろうか。

先々週号のルポ第1弾でも書いたが、私はX氏の案内で4号機の原子炉建屋の中に入った。X氏が突然、
「今日は放射線量が低いから、まず4号機から見てもらいましょうか」
と言い、実現したものだ。

4号機の階段を上がる途中、2、3階で、配管や電気系統が破損している状況がよくわかった。
原子炉建屋の一つの階の高さは一般的な住宅なら、2、3階分はあるだろう。

津波による海水はどこまで押し寄せたのか。質問すると、X氏はこう言った。
「建屋の2階から上の破損は津波とはほとんど関係ありません。本社は、2階から上の破損原因を、爆発とその爆風と発表していますが、当時の作業員から事情を聴くと、地震で揺れた時点で、建屋も相当ダメージを受けたということです。地震で配管のつなぎ目が緩んで、管が無残に破損したとみることもでぎます」

東電はこれまで再三にわたって、「今回の事故の原因は想定以上に大きかった津波だ」と主張してきた。だが、現場の見方は、本社の発表とは違う。

東電本社とフクイチの温度差を象徴する出来事はほかにもある。東電は9月14日、放射能汚染水の浄化装置について、当初使っていた日米仏の装置を10月に止め、8月から稼働させた東芝などによる国産装置「サリー」に変えるというのだ。
この浄化装置をめぐっては、X氏は当初から、「外国の装置は説明書も不完全で使いこなせない」と不満を口にしていた。現場の正しさを証明した一つの事例といえるだろう。

値上げするって本気ですか?

話を事故原因に戻そう。

「ここを見たら、私の言っていることがわかります」と言って、X氏が次に案内してくれたのは、6号機の原子炉建屋だった。外から見る限り、ダメージはない。建屋内でも、配管や設備は何事もなかったかのように見えた。だが、X氏はこう言ったのだった。
「6号機の上の階を細かく調べると、無傷ではなく、配管など使えないものもあります。5号機、6号機とも電気系統はなかなか復旧できず、今もエレベーターは止まったままです。上の階に資材を運ぶのは人海戦術なので、作業が予定どおりに進みません。地震のせいで原発を動かすことがで.きない状況です」

6号機が動かないということが何を意味するのか。
さらに、X氏は手にしていたデジカメから、ある映像を見せてくれた。
映っているのは、福島第二原発の原子炉建屋だという。こちらはフクイチと同
様に、地震と津波の被害を受けたが、爆発はしていない。だが、映像には、破損
した配管が映っていた。

X氏は一言った。
「ここまで見たらわかるでしょう。『事故原因は津波』と言い切るには無理があり.
ます」

東電はこれまで、原発の被害は、津波と爆発によるものとしてきた。確かに非常用電源が使えなくなったのは、津波による水没が原因だと言えるだろう。だが、地震による被害も大きかったはずだ。なぜ、ここまで東電は津波を事故原因にしたがるのか。
X氏は、
「補償に影響があるからです。補償額を抑えるには、事故原因は想定外の津波にしたい。だから、その方向に沿って写真や動画を公開し、発表を繰り返しているのです」と言って、こうも付け加えた。
「フクイチの耐震性に問題があったとなれば、他の原発の耐震強度も見直す必要が出てきます。自杜の他の原発はもちろん、他の電力会社への影響も考えると、原因は想定外の津波でないといけないわけです」

事故原因をめぐる東電の説明は、今後の原発行政を考えれば、大ウソに匹敵すると言ってもいいだろう。
東電は、来年度から3年問、15%程度の電気料金値上げを検討している。火力発電所の燃料費が増えるのが理由で、定期検査で停止中の原発が再稼働すれば、値上げをやめる方針だという。さらに、値上げをやめる2015年度には、いまカットしている社員賞与の水準を元に戻すことを検討中であると報じられた。

いま政府と東電が考えるべきことは、被災者にどう補償するのか、汚染をどう食い止めるのか、だろう。そのために、政府と東電は情報を公開し、納得できる事故原因を説明すべきだ。
そのうえで、他の原発の再稼働問題を議論しても遅くはない。」

(転載終わり)

9月20日 これから問題なのは落っこちてしまった炉心がどこにあるのか 小出裕章(報ステ)
2010年9月20日(水)、小出裕章氏が、テレビ朝日「報道ステーション」にVTR出演し、『冷温停止』について専門家として、批判を行ないました。

録画
小出裕章:『冷温停止』について



内容の文字おこしや関連記事はは以下のとおり

内容文字起こし
=====
小出裕章「冷温停止というのは圧力容器が健全の形でその中に水を蓄えられて。その中に炉心というものがまだ存在しているということを前提にして、圧力容器の温度が100度を下がるか上がるかという。そういうことを議論しているわけで。そもそも融けて、炉心が融けてしまって圧力容器の外に出てしまっているという、状態であれば。そこの温度をいくら測ったところで意味のない事を言っていて。これから問題なのは落っこちてしまった炉心が、いったいどこにあるのか。それをどうやって閉じ込めることができるかという、そういう議論こそ、本当はしなければいけません。」

小出「地震に襲われていますので、そこら中で割れが生じているはずです。えー地下に流れだして汚染を広げて、海にも多分流れ出ているのだと私は、思います。一刻も早く、えー地下に遮水壁、あるいはバリアー、バウンダリーというものを作るべきだと思います。
=====

上記のテレビ朝日報道の記事を転載。
=====
2011年9月20日 (火)

原発事故収束「冷温停止状態を年内に」

政府と東京電力は20日、福島第一原発の収束に向けた工程表の進捗状況を明らかにし、来年1月中旬までを目標としていた原子炉の“冷温停止”を年内に達成すると発表した。現在、1号機から3号機の原子炉の温度は、2号機を除いて100度以下になっている。これまでの注水は、原子炉の底に落ちた溶けた燃料を冷やそうとしていたが、注水量を増やしても温度が下がらなかった。このため、溶けた燃料が原子炉の底だけでなく、その途中にも残っているとみて、原子炉の上のほうから水を流し込んだところ、温度が下がり始めたという。東京電力では、温度が高い2号機でも今月14日からこうした方法で注水を始めた。しかし、冷温停止について専門家は「炉心が溶けて、圧力容器の外に出てしまっている状態で、温度を計ったところで意味はない。落ちた炉心がどこにあるのか、それをどう閉じ込めるのか。その議論をしなければならない」と指摘する。原子炉建屋などの地下には約10万トンの汚染水が溜まっている。専門家は、建屋のコンクリートの壁に傷がついている可能性があり、そこから漏れたものは海に流れ出す危険性があるため、遮水壁を早く造るべきと指摘する。現在、遮水壁の着工に向けて検討が進められているが、着工しても完成までに2年はかかるという。一方、放射性物質の大気中への拡散を抑える作業は進んでいる。1号機で行われている建屋全体を大きなカバーで覆う工事は、来月中に完成する予定だ。こうしたなか、政府は20日、福島第一原発の半径20キロから30キロ圏内の緊急時避難準備区域について、今月中に指定解除する見通しを明らかにした。しかし、住民が帰宅するためには、安心できる除染という課題が残る。

引用元:http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=21854
=====

最近の「炉心」に関する気になる報道
=====
3号機、炉心の検出器全滅 損傷状況推定できず
2011.9.21 13:40

 東京電力は21日、福島第1原発3号機の原子炉圧力容器の下に位置し、制御棒137本の挿入状態を知るための検出器を調べた結果、すべてが損傷などで正常に作動しなかったと発表した。東電は、炉心溶融(メルトダウン)の高熱で電線が断線したりショートしたとみている。

 3号機の圧力容器の底には溶けた燃料がたまっているとみられる。東電は、炉心の状況を推定するため、制御棒にそれぞれ設置された検出器が正常に作動するかを調査。電気を流したが、健全な反応を示した検出器はなかった。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「圧力容器下部の損傷の程度は、はっきり分からない」と説明した。

 東電は当初、検出器の作動状況から、燃料損傷の度合いや原子炉下部の温度を推定できるとみていたが、検出器の損傷が予想以上に大きく、手掛かりは得られなかった。東電は燃料の損傷状態を調べる別の手法を検討する。

 1号機でも検出器を確認しているが、ほとんどの検出器が作動せず、損傷の程度は分からなかった。

引用元:http://sankei.jp.msn.com/region/news/110921/fks11092114530002-n1.htm
=====
管理人より)
小出裕章氏が指摘した箇所が、後ほど明るみになって問題になることが続いています。最近私は思うのですが、小出氏のラジオ番組などを聞いている私たちは、他人と比べて詳しくなりすぎているのではないかとおもいます。当たり前になっていることでも、他人にとって驚愕の新事実だったりします。他人に伝える場合に、自分にとっては十分わかりきっているようなことから伝えたほうがいい場合があるのかも知れないとふと思いました。
関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://biwanomori.blog90.fc2.com/tb.php/177-6768ad4a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック